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大阪杯・G1」(5日、阪神)
絶妙な差し加減で臨戦態勢を整えた。
ワグネリアンは1日、栗東坂路で単走。序盤は抑え切れないほどの手応えでなだめながら運ぶと、ラストは自ら首を使ってペースを上げる。終始、馬なりで楽々と4F54秒6-39秒7-12秒9を刻んだ。
友道師は「息を整える程度。反応もいいし、調教後の息の入りも良かったですね」と納得の表情でうなずく。
ジャパンC3着後は放牧先から2月中旬に帰厩。3週前には主戦の福永を、その後も2週続けて厩舎の調教を手伝っている藤岡康を背に追い切るなど、質、量ともに申し分ない調整を積んできた。師は「ここを目標にしっかりとやってきました」と不安な様子はない。
福永も「数も使っていませんし、非常にフレッシュ。調教でも落ち着いていて、精神的な成長もある」と好感触だ。「自分にダービー(18年)をプレゼントしてくれた馬。G1でもっとタイトルを獲っていきたい強い気持ちがある」とキッパリ。昨年3着に敗れた一戦で、今度こそ栄冠をつかむ。
提供:デイリースポーツ