職員が新型コ
ロナウイルスに感染したことが3日に明らかになった件で、JRAは4日、阪神競馬場で説明会を行った。
感染したのは都内の本部で勤務する20代男性で、3月30日に発熱があり、以降は本部に出勤せず自宅で待機。2日の午後5時頃にPCR検査を受け、3日午後8時半に陽性が判明した。現在も発熱と喉の違和感を訴えているが、感染経路は特定できていない。
同職員は3月27日から阪神競馬場の調整ルームで勤務し、発症前の29日に執務員室のテレビで川須、藤懸、岩崎と
高松宮記念を観戦。3騎手は濃厚接触者の定義にはあたらないものの、安全を守るための措置として、今週予定していた乗り鞍は変更となった。
福田正二審判担当理事は「騎手への補償について検討、復帰については早期に判断したい」と説明。2日には調整ルームの消毒も行ったという。3騎手は平熱で健康状態も良好だが、現在は自宅に待機中。検査の予定はない。なお、陽性と分かった職員と接触したと考えられる他の職員数人も、念のため自宅待機措置がとられている。
来週以降について、福田理事は「状況を精査し、その都度適切に判断したい」とした上で開催を継続していくことを明らかにし、「一日も早くJRA、競馬開催への信頼を取り戻すべく、一層の感染予防に努めて参りたい。今後も競馬会はもちろん、騎手だけではなく、厩舎関係者にも注意喚起を続けたい」と決意を語った。
提供:デイリースポーツ