無観客競馬が続いているが、英仏のように競馬開催自体が止まっている国のことを考えると、インターネットで馬券が買えてレースを見られるというのは恵まれているとも言える。南関東については専門紙が当面紙の新聞を刷るのを止めてコンビニ
プリントとネット販売に集約するそうだが、ちょうどよい機会でもあるので専門紙を買う新しい形に慣れてみていただきたい。ネットのほうだとレース単位で買える社ばかりだと思うので、1日の後半から参戦する場合なども便利だ。
さて、今週の大井競馬は火曜・水曜と重賞2本立て。まず火曜には
ブリリアントカップが行われる。5月20日の
大井記念につながるレースだが、前哨戦の段階で相当なメンバーが集まってしまった。あれもこれもと考えていったら点数が増える一方なので、どこかで思い切った取捨をしなくてはならない。ボックスやマルチなら対象となる馬を少なくしなければならないし、ヒモ馬をたくさん取りたいなら軸馬を1着固定するような思い切りが必要だ。
私は後者の方向性で、◎
ノンコノユメを1着固定する。大井への転入は完全に正解だったというか、もう一花咲かせられそうな雰囲気。尾持ちができる
地方競馬に来たことでスタートが改善され、
JRAの競走(
フェブラリーS)でも二の脚こそいまひとつだったがスタートそのものはむしろ速く出ていた。
もともとはマイル戦に向いている印象だったが年齢とともに9〜10ハロンがベストになりつつある。大井外回りなら自慢の末脚を存分に伸ばすこともできるだろう。
相手は5頭。敢えて均等買いにすることで、人気薄側の馬を強調した買い目にする。
馬券的に面白いのは○
タービランス。勝ちきれないところはあるが相手なりに走るし、ダートのこの距離9戦8連対というのは魅力。
▲
サウンドトゥルーは格上であることは間違いないが、やや距離不足の点をどう克服するか。
☆
ヒカリオーソは間隔が少しあいてここは
ステップレースらしい競馬をしてくるかもしれないが、上の世代にも通用するポテンシャルは持っている。
同じ4歳の△
リンゾウチャネルも入れておきたい。南関一線級は甘くないかもしれないが、ロマンのある馬だ。
最後の1頭を悩んだが△
マルカンセンサーにする。この相手関係を分かっていて
マリーンカップでなくこちらに来た意気込みを買いたい。
3連単1着固定
◎→○▲☆△△ 各500円
そして水曜には
東京スプリントが行われる。過去にもコラボしたAI予想を参考に予想することになっており、私自身も楽しみだ。強い中央馬はいるが地方馬にも健闘してほしいし、両者の力関係をAIの作る
チャートから読み解いていきたい。また人間のアナログな視点とAIの分析がどのくらい違うのか、あるいは同じなのかというのも楽しみな点である。
※
東京スプリントの予想は、明日4月7日(火)18時配信予定
(文=須田鷹雄)