2002年の
高松宮記念(GI)など重賞3勝の
ショウナンカンプが、放牧中の事故のため、3月12日に死亡していたことがわかった。22歳だった。余生を過ごしていた宮崎県の吉野牧場が4日、ツイッターで発表した。
ショウナンカンプは
父サクラバクシンオー、
母ショウナングレイス、
その父ラッキーソブリンという血統。
現役時代は
JRA・美浦の大久保洋吉厩舎に所属。デビューから10戦はダート短距離を主戦場としていたが、11戦目に初芝の
山城S(1600万下)で逃げ切り勝ちを果たすと、続く
オーシャンS(OP)、
高松宮記念(GI)も快勝。一気に芝短距離の頂点に上り詰めた。
重賞は
高松宮記念の他、2002年
スワンS(GII)、2003年
阪急杯(GIII)の3勝で、いずれも逃げ切り勝ちだった。通算成績は19戦8勝(うち海外1戦0勝)。
2004年から北海道のレックススタッドで種牡馬入り。産駒には重賞2着4回の
ラブカンプー(現役)、2014年
NZTでワンツー決着した
ショウナンアチーヴ、
ショウナンワダチ、2010年
シルクロードS2着の
ショウナンカザンなどがいる。