70年目を迎える大井競馬の開幕にあたり、東京シティ競馬(TCK)は、ファンに対するメッセージを込めた大型広告『世界がいつかまた、騒がしくありますように』を読売新聞・朝刊の全30段カラー広告をはじめ、東京新聞朝刊、TCKホームページなどで展開する。新型コ
ロナウイルスの感染拡大防止のため、無観客競馬が続いている
大井競馬場を
バックに、今まで通りの競馬ができることを願い、TCKのメッセージを掲載している。
【掲載されるメッセージ】
今、たくさんの方々の生活から「楽しみ」が奪われています。
地方競馬のファンの方々も、そのひとりです。昨今の状況を受け、
大井競馬場は無観客での開幕となりました。
本来であれば、開幕を心待ちにしてくださったファンの方々で溢れ、楽しい春の訪れになるはずでした。競馬場に足を運んでくださるファンに支えられてきた
地方競馬にとって、この静まり返った景色には、やりきれない思いがあります。
特に今年は
大井競馬場にとって70周年の年でもあり、ファンのみなさまにひときわの感謝をお伝えしたい思いがありました。
しかしながら今は、その感謝を率直にお伝えできません。状況は改善の兆しが見えず、不安はますます広がっています。
それでも、ただ沈黙するだけでなく、感謝の気持ちに代えて、ファンのみなさまに何か声を届けることはできないか。
そう考えたとき、私たちなりに思い至ったのは、「ただずっと意気消沈しているだけでは、何も生まれないのではないか」という考えでした。
事態の終息はまだ見えません。それでもいつか楽しく再会できる「その日」を共に思い描くことでわずかでもこの苦しい日々を乗り切る力にならないか。不安な毎日に向き合う気持ちを微力でも後押しできないか。
この広告を見てくださっているみなさまにおかれましては、どうか不要な外出は控え、くれぐれも体調にご留意いただければと思います。一刻も早い事態の終息と、みなさまの健康を心より願っています。