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【皐月賞】サリオス ド迫力!不安材料なし、無傷V4でのクラシック戴冠へ

デイリースポーツ
  • 2020年04月10日(金) 06時00分
 「皐月賞・G1」(19日、中山)

 デビューから3連勝で朝日杯FSを完勝したサリオスが9日、美浦Wでの併せ馬で悠々と先着を決めて好調ぶりをアピール。初コース、距離延長を不安視する声を封じるかのように、抜群の力強さで駆け抜けた。ホープフルS勝ちのコントレイルとの無敗のG1馬同士による対決へ、決戦ムードはさらに盛り上がりそうだ。また、栗東では3戦3勝のレクセランスが、新コンビを組む北村友を背にCWで躍動した。

 迫力満点の1週前リハだ。サリオス石橋脩(レースはレーンを予定)を背に、美浦Wで併せ馬。3角手前からペースを上げると、5馬身半ほど先行したフォルコメン(4歳3勝クラス)との差がみるみる詰まる。4角で内から馬体を並べ、最後は1馬身半差をつけてフィニッシュ。直線半ばで抜け出してからも緩めずに追われ、5F66秒1-37秒7-11秒6を計時した。

 重厚感あふれる馬体は瞬発力を増した。森助手は「先週までと比べて一段階、負荷を強めて直線はシャープに伸ばしました。抜け出してから気を抜く面も見せず、1週前としてはいい仕上がりです」と手応えをつかむ。

 昨年の朝日杯FSを完勝。そこから直行するぶっつけのローテでも問題なしだ。「3月7日の帰厩当初と比べて、落ち着きが出てきています。馬体を含めて高いレベルで安定している」と胸を張る。現時点の馬体重は550キロ台(前走時は538キロ)で、本番までには態勢は整うと踏んでいる。

 舞台は中山芝2000メートル戦。中山コースも距離も未経験だが、「マイルでしっかり競馬ができているし、前のポジションを取れるので初コースにも対応できると思います。操縦性が高いし、距離延長も問題ありません」と改めて同助手は不安材料がないことを強調した。無傷V4でのクラシック戴冠へ、レースが待ち遠しい。

提供:デイリースポーツ

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