「
桜花賞・G1」(12日、阪神)
善戦キャラ返上へ。
クラヴァシュドールは栗東CWで軽めながらも9日、持ったままでシャープな伸びを披露。挫石で追い切りを1日延ばしたが、陣営に不安な様子はない。1勝馬ながらも、重賞で好走を続ける実力馬が、桜の舞台で花開く。
クラヴァシュドールはM・デムーロを背に、栗東CWで4F50秒9-38秒2-12秒1。単走で流すという軽めのものだったが、持ったままでラストは鋭く伸びた。鞍上は「少しイレ込むところはありましたが、フレッシュな感じを受けましたよ。この馬はこういった状態の方がいい。いつも通りのいい雰囲気だし、
桜花賞は好きなレース。勝ちたいです」と力を込めた。
当初は8日水曜に追い切りを予定していたが、スライドした。中内田師は包み隠すことなく「7日(火曜)に軽い挫石がありましたが、翌日に無事を確認できましたので、1日ずらすことになりました」と説明。動きに関しては「予定通りの追い切りができたかな、と思います。馬の状態は良好です」とうなずいた。
1勝馬の優勝は過去7頭で、最近10年では13年
アユサン、15年
レッツゴードンキ、16年
ジュエラーと3頭。M・デムーロがVへ導いた
ジュエラーは、
クラヴァシュドールと同じ
チューリップ賞2着からの参戦だった。
9日に枠順が確定。「与えられた枠で戦うだけです」と指揮官は冷静に受け止めつつ、「ここまで惜しい競馬が続いています。大一番でも再度、
チャレンジャーの気持ちで臨む」と全力でぶつかる構えを見せていた。アク
シデントを乗り越えてのG1制覇へ。強い気持ちを胸に桜の女王を目指す。
提供:デイリースポーツ