「
皐月賞・G1」(19日、中山)
受け継いだ最強遺伝子が大舞台で花開くか。亡き
父ディープインパクトの名を冠した
弥生賞を快勝した
サトノフラッグ。初騎乗だった
武豊(今回はルメール)をして「お父さんが中山を走った時と同じよう」と言わしめた好素材が、3連勝でクラシック1冠目へ駒を進めた。
新馬戦こそ6着に敗れたが、そこから破竹のV3で
トライアルを制した。中間は在厩で調整。国枝師は「使うごとに雰囲気が出てきた。今は90%くらいかな。これからどこまで良くなるか分からないが、現状はいい感じに成長している」と納得の表情だ。
さえ渡る毛ヅヤが出来の良さを物語る。14日朝は美浦坂路を軽やかな
ステップを踏むように駆け上がり(4F61秒5-15秒2)、最終追い切りに備えた。指揮官は「今のところは問題なく来ているよ」と自身初の牡馬クラシック制覇を見据え胸を躍らせる。
週末は天気が下り坂。師は「良馬場の方がいいと思う。馬場が悪いと、ごちゃついたり変な流れになったりするから」と話すが、重馬場の前走Vからも道悪はこなせるクチだ。ここで一気に3歳牡馬の勢力図を塗り替えてみせる。
提供:デイリースポーツ