15日、
川崎競馬場で行われた第23回クラウンC(3歳・重賞・ダ1600m・1着賞金1500万円)は、好位後ろから徐々に動いて行った
酒井忍騎手騎乗の3番人気
ウタマロ(牡3、船橋・
矢野義幸厩舎)が、3〜4コーナー中間で先頭に立ってそのままゴールまで押し切り、最後方から追い込んだ8番人気
マンガン(牡3、川崎・
田島寿一厩舎)に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分42秒5(稍重)。
本レースで2着以内に入った
ウタマロと
マンガンは、4月29日に
大井競馬場で行われる
羽田盃の優先出走権を獲得した。
【
酒井忍騎手】
「チャンスをモノにできて、本当に嬉しいです。
(
ウタマロは)すごく力があって、跳びが大きくて、これは川崎の馬場だと早め早めに仕掛けて行きたいなと思って、それでも、この馬の感じからは最後まで持ちこたえてくれるなと思って、ちょっと早めに仕掛けたんですけど、その通りに勝てて良かったです。長くいい脚を使えるのが良いところです。距離も長くても持ちそうなところがありますし、楽しみな1頭になると思います。
自粛自粛で世界中が元気のないところですが、僕たちは変わらず精一杯頑張っている姿を、画面を通して皆さんにお見せしていきますので、これからも応援をよろしくお願いします」
【
矢野義幸調教師】
「何とか(管理馬の)良い仕上げを、競馬ファンの皆さまに届けたいという思いで、みんな一生懸命やっています。そこで、1着を取れたというのは良かったと思ってます。
(騎乗変更の酒井騎手には)過去のレースのビデオなどを見てもらって、あえて言うことも一つ二つくらいでしたが、その通りに良く乗ってくれたと思います。本人も言ってましたが、ちょっと仕掛け早いかなとも思って、ゴールするまではわかりませんでしたね。
まだ馬自身、途上というところですから、クラシック、とりあえずダービーを目指していきたいと思っています。
大変なときですけど、我々も何とかいいレースを届けていきたいと思ってます。応援よろしくお願いします」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)