「
皐月賞・G1」(19日、中山)
デビュー9年目の
中井裕二騎手(26)=栗東・フリー=が、
テンピンとのコンビで初めてクラシックに挑む。
G1騎乗は16年
高松宮記念(
ローレルベローチェ16着)以来だが、当時とは環境がガラッと変わった。「一番の違いは結婚してパパになったことですね。頑張ってるぞってところを見せたいです」。あれから4年の月日がたち、昨年9月に双子の女の子が誕生。守るべき家族ができたことで、より一層、気合が入っている。
コンビを組む
テンピンは、キャリア1戦に加え、4カ月半の休み明け。常識的には厳しい戦いが予想されるが、馬っぷりの良さはG1に入っても引けを取らない。「体力がかなりありそう。切れるというよりは、しぶとく、長く脚を使うタイプ。新馬戦も期待通りの内容で勝ってくれましたからね」と素材の良さにほれ込んでいる。
強豪相手は承知の上。パートナーの長所を最大限に引き出し、上位進出を目指す。「調教に乗った感じでは、馬場が渋った方が持ち味を生かせそう。週末の雨予報は歓迎。持久戦に持ち込めれば」。人馬ともに、思い切りのいいプレーで存在感をアピールしたい。(デイリースポーツ・松浦孝司)
提供:デイリースポーツ