「マイラーズC・G2」(26日、京都)
ロードクエストが豪快な追い込みで
モズアスコットを退けたスワンSから約1年半。その後は精彩を欠き、前走はダートに活路を求めたが、大差しんがり負けを喫した。
「あれだけ負ければ気持ちいい。ダートは向かないと分かった」と小島師は笑う。続けて「騎乗した岩田望が、直線に向いたら馬がブワーッと息を吐いたって言うんだ。砂をかぶっていたせいか、息を止めて走っていたのかも。直線で伸びを欠いたのはそのせいもあるかな」と分析した。
5カ月半の休み明けで18キロ増の馬体だったが、十分乗り込んでのもの。「コンディション的には問題なし」と指揮官にとっては想定内だ。前走後も坂路、コース、プールと多彩なメニューで十分に負荷をかけている。
21日も手綱を取り、体調を確かめたトレーナーは「硬くなりやすい馬だから、フットワークを伸ばすように体をほぐした。ダメージはないし、いろいろ選択肢がある中で、間隔は詰まるけど、芝に戻してここに使おうと決めた」と体調面に自信を見せる。
4走前の
関屋記念では上がり3F31秒9の脚を使って小差の6着。展開ひとつで上位争い可能な力は健在だ。過去の実績からも、目覚めた時の破壊力は軽視できない。
提供:デイリースポーツ