「フ
ローラS・G2」(26日、東京)
樫の舞台は血の定めと言ってもいいだろう。母系に
オークス馬
エアグルーヴ、
ダイナカールを持つ良血
レッドルレーヴが、美浦坂路で軽快な走りをアピールした。一方、
エアグルーヴのひ孫・
スカイグルーヴも抜群の動きで好気配を漂わせている。
気品あふれる栗毛が活気十分に駆け抜けた。
スカイグルーヴは22日、美浦Wで最終リハ。前を進む
ユナカイト(4歳2勝クラス)、後方の
スティルアリス(3歳未勝利)の間で我慢を利かせ、直線は3頭併せの真ん中へ。鞍上の手が動く僚馬2頭とは対照的に、こちらは終始馬なりのまま、抜群の手応えを保って併入フィニッシュ。時計は5F69秒2-39秒7-12秒8を計時した。
木村師は「馬が頑張れるシチュエーションを設定して、ハードワークをしている。しっかりとできている」とうなずく。前走の
京成杯では、男馬を相手に堂々たる走りで2着。「結果は残念だったけど、内容は良かった」と敗戦の中にも確かな手応えをつかんだ。
中間は放牧を挟んでここに狙いを定めた。「こちらのイメージよりも体が膨らんでこないが、持っているモノはある」と、成長待ちの段階ながらも素質を高く評価。牝馬限定戦なら主役の座は譲れない。
提供:デイリースポーツ