JRA重賞83勝、うちG1・25勝と大舞台で輝きを放ってきた“勝負師”が、史上6人目の偉業達成を狙う。
池添謙一騎手(40)=栗東・フリー=が、25日の福島牝馬SでJRA全10場重賞制覇に挑む。当地では
カワキタエンカの福島牝馬S2着以来、2年ぶり8度目の重賞騎乗。コンビを組むのは、
エスポワール(牝4歳、栗東・角居)だ。
「なかなか福島で重賞に乗りに行く機会も少ないなかで、出させていただけますからね。達成しているジョッキーもそんなにたくさんいるわけではないですし、チャンスがあるうちに早く決めたいですね」と意欲的。初めてのコンビだが、2週連続で追い切りにまたがり、「いい動きをしていましたし、状態はいいのかなと思います」と好感触をつかんでいる。
パートナーは自身が主戦を務め、数々の栄冠をつかんだ
オルフェーヴルの子だ。「あまり意識はしないようにしていますが、オルフェの子で達成できればいいなとは思いますね」と自然と気持ちは高ぶる。記録達成へリーチをかけて以降、初めて臨むみちのくでの重賞。持ち前の勝負強さで、一発回答といく。(デイリースポーツ・大西修平)
提供:デイリースポーツ