25日に福島競馬場で行われる
福島牝馬S(4歳上・牝・GIII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、新潟競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象とした。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みが
メイショウサムソンと
ディープインパクト。3回で
ゼンノロブロイが続き、2回が
タニノギムレット、
クロフネ、
フジキセキとなっている。
メイショウサムソン産駒は「2-1-1-4」。19年
デンコウアンジュ、18年
キンショーユキヒメと産駒が目下2連覇中であり、17年にも
フロンテアクイーンが2着に好走するなど、近年の勢いには目を見張るものがある。今年は
デンコウアンジュが4年連続の出走となり、昨年の勝ち馬として連覇を目論む。
初出走となる
オルフェーヴル産駒は上位人気と目される
エスポワールほか、
マルシュロレーヌ、
モルフェオルフェが出走予定(同産駒のコース成績は「3-3-1-29」勝率8.3%・複勝率19.4%)。
なお、
オルフェーヴルの父である
ステイゴールドの産駒は「0-1-0-11」。好走率こそ低いものの、09年
アルコセニョーラ(11人気2着)などが大駆けしており、昨年も
ペルソナリテが10頭中9人気ながら4着(3着とはハナ差)と健闘していた。今年は
カリビアンゴールド・
リープフラウミルヒが出走予定。
ディープインパクト産駒は「0-3-1-6」。好走数においては
メイショウサムソンと同等ではあるものの、こちらの産駒は未勝利であることが懸念材料。ただし、1・2人気の支持を集めていた馬に限れば「0-3-1-0」と凡走例もない。今年は
サラキア、
ショウナンバビアナ、
ダノングレースの3頭が出走予定。