藤田菜七子騎手(22)が、25日の福島1RでJRA通算100勝を達成した。16年3月のデビューから見守ってきた師匠の
根本康広調教師は、「多くの皆さんが応援してくれているので、まずは良かった」とホッとした表情で祝福した。
2月に小倉で落馬して左鎖骨を骨折。初めての長期離脱となったが、「ケガをした時は復帰を焦ってしまうけど、結果を残せばホッとするからね。リズムのいい時のケガだったので心配したが、復帰後も落馬する前と変わりなく乗れている」と話した。
JRAとしては久しぶりの女性騎手ということもあり、常に注目を集めてきた。
「(初めて)厩舎に来た時はまだまだ子どもだったけど、ちゃんとしたジョッキーになった。多くの場数を踏んで自信になっているのだろう。勝って負けて、喜んで打ちのめされて、みんな大人になっていく。新型コ
ロナで世界的に大変な状況になっているし、これから試練もあるだろうけど乗り越えてほしい」とさらなる成長を期待してエールを送った。
提供:デイリースポーツ