「
東京プリンセス賞・S1」(28日、大井)
開催2日目の11Rで行われ、3番人気
アクアリーブルが牝馬2冠を達成した。先行集団から直線抜け出し、
桜花賞に続いて重賞連勝を果たした。2着は12番人気の
リヴェールブリス、3着には6番人気の
ルイドフィーネが入った。1、2着馬は「第56回
関東オークス・Jpn2」(6月10日、川崎)の優先出走権を獲得した。
桜花賞を一皮むけたレースぶりで快勝した
アクアリーブルが、牝馬2冠目は堂々の横綱相撲。南関東重賞5勝を挙げた女傑
アスカリーブルとの母娘制覇を成し遂げた。
好スタートから道中は外め3番手を進む絶好のポジション。直線に入るや馬なりのまま先頭に躍り出ると、外から迫ってきた伏兵
リヴェールブリスとの叩き合いを制しての圧勝劇だった。
桜花賞は期間限定騎乗の山本聡(岩手)とのコンビだったが、今回は1月の転入初戦で手綱を取った矢野貴にスイッチ。「
桜花賞馬を依頼されて緊張していたけど、しっかり結果を出せてホッとしている」と鞍上は笑みを浮かべた。
母アスカリーブルは牡馬挑戦で
桜花賞を
スキップしたが、このレース後の
関東オークスではJRA勢を撃破して牝馬2冠達成。「真面目過ぎず、適当に息を抜くところがいい方に出てる」と矢野貴は距離延長に自信を深めており、母を超える三冠制覇への期待も膨らんできた。
リヴェールブリス(2着)「追い切りで乗って、スタミナ勝負になればと思っていた。勝った馬が強かったし、内にもたれたり手前を替えるのも遅かったが、今回のメンバーでここまでやれたので今後が楽しみ」(水野翔)
ルイドフィーネ(3着)「休み明け2戦目でいい状態だったし、スタートも良く、内容は今までで一番。欲を言えば、直線もう少し伸びがあればと思ったが、これからまだまだ伸びると思う」(
笹川翼)
レイチェルウーズ(4着)「道中折り合いに気を付けて乗ったが、その点は問題なかった。ただ、思ったほど伸びなかったのは、少し距離的に長いのかも」(本田重)
提供:デイリースポーツ