「
羽田盃・S1」(29日、大井)
開催3日目の11Rで行われ、
ゴールドホイヤーが1冠目を奪取した。4番人気が道中2番手から直線で、逃げた10番人気の
ファルコンウィングを楽にかわした。後方を追走した2番人気の
ブラヴールが大外から伸びて2着。
ファルコンウィングが3着に粘った。
なお、1〜5着馬は「第66回
東京ダービー・S1」(6月3日・大井)、1着馬は「第22回
ジャパンダートダービー・Jpn1」(7月8日・大井)の優先出走権を獲得した。
昨年の
東京ダービーを
ヒカリオーソで初めて制したジョッキーとトレーナーのコンビが、今年は1冠目の
羽田盃を初めて手中にした。
後続を離して逃げた
ファルコンウィングを前に見て、
ゴールドホイヤーは終始2番手を追走。直線に入っても手応え十分の走りっぷりで、残り1Fで先頭に立つや、あとは独壇場だった。
前走で勝った
雲取賞は期間限定騎乗の吉原寛(金沢)が手綱を取ったが、今回は川崎の第一人者にスイッチ。殊勲の山崎誠は「去年に続き、今年も素晴らしい馬に乗せてもらって感謝しています」と、口取りの記念撮影では人さし指を1本突き上げて“1冠”をアピールした。
折からのコ
ロナ禍で、南関東のクラシックは無観客で開幕。競馬場の静寂は続くが、山崎誠は「世の中が大変な状況の中、競馬で少しでも皆さんが笑顔になってもらえるよう、一致団結して頑張ります」と変わらぬ奮闘を誓っていた。
ブラヴール(2着)「順調に調教ができていたので、馬は良い状態でした。
東京ダービーに向けて期待ができるレースだったと思います。スタートから1ハロンの位置取りが課題です。最後はいい足を使ってくれます」(本橋孝)
ファルコンウィング(3着)「思っていた通りの形で進め、粘ることができた。マイペースで行ければ今日のような競馬ができるし、今後はもう一段階レベルアップができるはず」(左海誠)
ティーズダンク(4着)「自分の馬も伸びていたが、前残りのレースで流れが向かなかった。しまいはいい足を使うので、ペースは流れた方が良く、次の
東京ダービーは上積みがあれば期待できると思う」(
笹川翼)
提供:デイリースポーツ