「NHKマイルC・G1」(10日、東京)
無傷3連勝で
ニュージーランドT覇者となった
ルフトシュトロームが4月30日、美浦Wで素軽いフットワークを見せつけた。勝ち鞍は全て中山でのものだが、府中の舞台はむしろ望むところ。勢いそのままに頂点奪取といく。
連勝街道を突き進む
キンシャサノキセキ産駒が、一気にG1制覇といく。無傷3連勝中の
ルフトシュトロームが、美浦Wで追われて5F71秒9-40秒8-12秒5を計時。数字的には単調だったが、動きそのものは目を引くもの。全身を使った柔らかいフォームで、軽快に駆け抜けた。
森助手は「前走後、少し疲れが出たのでじっくり疲れを取りました。先週からピッチを上げて調教しています」と調整過程を説明。「きょうは単走でしたけど、素軽い動きでした」。大舞台に向けて着々と準備を整えている。
ここまでの3連勝は全て中山コースだが、「中山が3戦続いたのはローテーションの関係です」と同助手が話すように、取り立てて大きな意味はなかったようだ。東京芝1600メートル戦については「少し不器用なところがあるので、東京へ変わるのはマイナスではないと思います」とむしろ前向き。同等以上のパフォーマンスに期待していいだろう。
祖
母ライクザウインドは
ディープインパクトの半姉で、日本競馬界の至宝と同じDNAを持つ。まだ底を見せぬ良血が、府中の大一番で輝きを増す。
提供:デイリースポーツ