門別
グランシャリオナイター開催は、2回門別2日目(4月29日)終了時点で発売総額が32億7500万円余まで伸長。当初計画(予算)では23億5400万円余の設定だったので【計画比=139.13%】と大幅プラスを計上し、前年実績に対しても「7億8250万円余」アップの【前年比=131.39%】で推移している。
今季は、おおむね開催日が重なる
園田競馬場(兵庫)が「無観客開催」の中で3月3週目以降の一部開催で、ナイター施設を活用し最終レースを日没以降に設定。今週開催は最終競走の発走が19時10分に設定されるなど「ナイター時間帯」のバラエティがさらに増してきている。
見方の違いで「競合の増加」と考える向きもあるかもだが、ファンが増え続けている
地方競馬「全体」としてみれば「ファンの皆さんの選択肢が増える」「どのレースを選ぶか、頭を悩ますことができる」等において【魅力の向上】というメリットの方が大きいのでは、と感じている。
そうした状況下で、たとえばホッカイドウ競馬では「全国に誇れるハイレベルの2歳競走」など、全国の主催者が“場ならではの魅力創出”に努め、少しでも多くの人に知ってもらおうと公式サイトやSNS等で積極的な情報発信を続け、遠隔地のスポーツ新聞等への「出走表」出稿等にも力を入れている。また、競馬情報サイトの充実も非常に大きな追い風を生んでいる。
「
地方競馬を楽しみたくても『情報』が圧倒的に乏しい」と指摘され続けた2000年代初頭辺りまでを思い起こすと「よくぞここまで‥」と感慨深い思いもある。長く競馬を楽しんでいただいているファンの皆さんの多くも、似たような感情を抱かれたりするのではなかろうか。
「無観客開催」が当面続きそうな
地方競馬。コ
ロナ禍の長期化が避けられそうもない見通しの中、現下の状況が長くは続かない可能性も低くはないだろう。社会情勢が刻一刻と変化していく中、少しでも多くのファンの皆さんに可能な限り永くお楽しみいただく為には、そうした「各競馬場“ならでは”の魅力」を関係者が一体となって磨き、可能なら創り、それらを一人でも多くの皆さんにとにかく知っていただくべく一層の「情報発信」に努めていくことが肝要なのだろうと思う。
当欄もそのチャンネルの一つとして認識していただけるよう、非常に微力ながら頑張ってまいりますので引き続きよろしくお願い致します。
さて、きょう5日から2日間は“
ステイホームGW”の後半開催。メインの第10競走(発走20時40分)は、JBC協会協賛の
キンシャサノキセキ・プレミアム(1200m外回り)で、昨年ダート
グレード競走の
北海道スプリントカップJpnIII(1200m外回り)2着のほか
JBCスプリント(浦和1400m)にも出走(9着/12頭)した
メイショウアイアンが今季初戦を迎える。いよいよ「10歳」シーズンが始まるわけだが、5月1日の最終追い(屋内調教用坂路=600m)では、
JBCスプリント出走時より速い時計(12秒7-11秒5-12秒0=36秒2)を叩き出しており、一応の態勢は整ったとみて良さそうだ。
他にも、全15勝をこの門別1200mで挙げている“コースの鬼”
ソルサリエンテや、前走
ジャスタウェイ・プレミアムで同馬に次ぐ3着に差し込んだ
フジノパンサー、同レースをひと叩きされ上昇を見込める実績馬
カツゲキライデンらに加え、
JRAから転入初戦の4勝馬
ガンジーも注目される一頭となりそうだ。
発走は20時40分。お見逃しなく!
(文:ひだか応援隊)