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京都新聞杯・G2」(9日、京都)
ダービー出走は、無敗の高額良血馬に課せられた使命とも言える。17年当歳セレクトセールにおいて、5億8000万円(税抜き)で落札された
アドマイヤビルゴ。新馬戦Vに続き、
若葉Sも力の違いを見せつけた。勝ち時計1分58秒6は、阪神で行われるようになった00年以降における最速で、上がり3F33秒6も驚異的。友道師は「今のところ注文がない」と感心する。
騎手の節内移動制限により、2戦とも手綱を取った
武豊は騎乗不可能に。バトンを託された藤岡康は責任重大だが、1週前追い切りに騎乗し「以前に乗った時よりもしっかりとして、驚くぐらい良くなった。レースは、スタートも上手で好位から自分で動いていく強い内容。楽しみです」と土曜を心待ちにしている。
トレーナーも確かな成長を感じ取る。「動きも体つきも変わってきた。ここで賞金を加算して次へつなげたい」。まずは無傷の3連勝。世代頂上決戦をにらみ、歩みを進める。
提供:デイリースポーツ