10日に新潟競馬場で行われる
新潟大賞典(4歳上・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる4回の馬券絡みが
ディープインパクト。3回で
キングカメハメハが続き、2回が
タニノギムレット、
シンボリクリスエス、
ステイゴールド、
マンハッタンカフェ、
ハーツクライ、
アドマイヤベガとなっている。
ディープインパクト産駒は「3-0-1-15」。13年・16年と
パッションダンスが2勝を挙げるほか、15年の勝ち馬
ダコールは13年にも3着の実績があり、3着以内に好走した馬は実質2頭に限られる。今年は上位人気と目される
ギベオンほか、
カツジ、
ドゥオーモ、
プレシャスブルー、
ブレステイキング(除外対象)が特別登録。
キングカメハメハ産駒は「2-0-1-7」。18年
スズカデヴィアス、12年
ヒットザターゲット、と2頭の勝ち馬を出す一方で、15年には1・2人気に支持された
デウスウルトと
マテンロウボスが揃って二桁着順に敗れるなど、安易に評価できない難しさもある。今年は7ヶ月ぶりの復帰戦として注目を集める
エアウィンザーほか、
ダイワキャグニー、
ブラヴァスが出走予定。
タニノギムレット産駒は「1-1-0-6」。11年の勝ち馬
セイクリッドバレーは、10年2着の好走実績も持つ。今年、出走を予定している
ブラックスピネルは昨年の5着馬で、昨年は同コースで行われた
新潟記念でも4着と善戦。今回は去勢明け初戦として迎える点にも注目したい。
初出走となる
ロードカナロア産駒からは、
ケイデンスコールと
レッドガランの2頭が出走予定。昨年は
ルーラーシップ産駒の
メールドグラースが勝利しており、同じ
キングカメハメハの孫世代としても動向を注視したい(同産駒のコース成績は「0-1-0-3」勝率0.0%・複勝率25.0%)。