「NHKマイルC・G1」(10日、東京)
レシステンシアが6日、栗東坂路で軽快な動きを披露。
桜花賞2着からの巻き返しへ、順調な調整ぶりをアピールした。
ソフトに仕上げた。
レシステンシアは栗東坂路で4F56秒5-40秒5-13秒7をマーク。
桜花賞からの中3週や、東京までの輸送を考慮した馬なりの調教だったが、追えばいくらでも伸びそうな手応え。軽快な脚取りで駆け上がった。
松下師も笑顔をのぞかせる。「
桜花賞がいい状態で出走できたので、いかに維持するかを心掛けた。軽めでも
リラックスして走れていた。中身はできているので、あとは維持するだけ。これでいい」。1週前追い切りでは初コンビのルメールを背に、栗東坂路で4F53秒2-38秒2-12秒6を馬なりでマークと態勢は万全だ。「“コントロールしやすい”、“状態もいい”と言ってもらえた」と、名手から伝えられた感触を喜んだ。
桜花賞は2着に敗れたが、改めて力を示す粘り腰を発揮。指揮官も「馬場も悪かったけど、精いっぱい頑張ってくれたかなと思う。最後はいい脚で1頭来られたので」と、勝ち馬の決め手には屈したが、悲観はしていない。
今回は長距離輸送、東京コース、左回りと初物ずくめだが、「どれぐらい(馬体重が)減るのか。1泊するので、いい方へ出てくれたらと思う」と前向き。そして「手前をコロコロ変えるので、右左は関係ない。直線の距離は阪神外回りと変わらないので」とコース克服にも期待した。
「春3戦目。いい状態で送り出せる。牡馬が相手でもいい勝負をしてくれると思う」。レコードで
阪神JFを制し、2歳女王の座に輝いた逸材が再びスピードで圧倒する。
提供:デイリースポーツ