「NHKマイルC・G1」(10日、東京)
史上3頭目となる無敗戴冠を狙う
サトノインプレッサが6日、栗東坂路で最終リハを行った。4F53秒9と目立つ時計ではなかったが、併せた僚馬に必死に食らいつく姿を確認し、矢作師も納得の表情を見せた。デビューから無傷の3連勝。
父ディープインパクト×
母サプレザという良血馬が、4連勝で3歳マイル王の座へ駆け上がる。以下、鞍上
武豊の一問一答。
◇ ◇
-前走が初コンビ。どんな印象を持って挑んだか。
「2戦目は特にすごく強いレースをしていたからね。楽しみにしていたし、条件も合うと思っていた」
-その
毎日杯が鮮やかな差し切り。これで3戦3勝。
「気性の難しいところはあると思っていた。出遅れたけど、スムーズにレースができた。ただ、頭数も少なく、阪神の外回り。出遅れをリカバリーしやすい条件だった」
-これまで3戦は重と稍重の馬場。
「珍しいですよね。道悪をこなせるのは分かっているけど、良馬場の速いタイムを経験していないので、どれぐらい対応できるのか。いい芝の方が走れるのかなという気持ちもある。天気のことはどうしようもないですから」
-東京で多頭数の競馬。未経験なことが多い。
「非常にいい走りをする馬で、左右の
バランスの違いも感じない。東京の千六は条件としてはいいと思う。未知の魅力というか、前走以上に走るのでは、と僕自身期待しています」
-描くレースは。
「まずはスタートを出てくれたらという気持ち。レース自体は注文がつかないし、折り合いも大丈夫」
-抱負を。
「G1ですし、相手は強いけど、この馬も負けていない。チャンスのある馬の一頭だと思っている。チャンスをいただいたので、何とか応えたい」
提供:デイリースポーツ