スマートフォン版へ

【NHKマイルC】サトノインプレッサ 史上3頭目の無敗3歳マイル王へ態勢万全

デイリースポーツ
  • 2020年05月07日(木) 06時11分
 「NHKマイルC・G1」(10日、東京)

 史上3頭目となる無敗戴冠を狙うサトノインプレッサが6日、栗東坂路で最終リハを行った。4F53秒9と目立つ時計ではなかったが、併せた僚馬に必死に食らいつく姿を確認し、矢作師も納得の表情を見せた。デビューから無傷の3連勝。父ディープインパクト×母サプレザという良血馬が、4連勝で3歳マイル王の座へ駆け上がる。

 98年エルコンドルパサー、12年カレンブラックヒルに続く、無敗の3歳マイル王を目指すサトノインプレッサは栗東坂路で最終リハ。キングダムウイナー(3歳未勝利)との併せ馬でパワフルな動きをアピールした。

 僚馬を1馬身半追う形でスタート。先週の併せ馬でも遅れたように、「坂路では動かないタイプ」と矢作師。それでも懸命に相手に食らいつき、最後までしぶとく脚を伸ばした。4F53秒9-39秒3-12秒6。攻め駆けしない馬がG1を目前にしたこの日、気合で併入に持ち込んだ。

「指示通りの追い切りができました。先週は遅れましたが、負荷をかけるという目的は果たせた。今週も見栄えは良くないけれど、心配はしていません」と指揮官。予定のメニューを消化して納得の表情を見せた。

 ここまで新馬戦-こぶし賞-毎日杯と無傷の3連勝。非凡な素質は自他共に認めるところだが、決して順調な道のりではなかった。「前走後、在厩調整だったのは右前脚のソエの治癒に時間を要したから。それで皐月賞は無理と判断しました」とトレーナー。毎日杯を使ったあと、立ち上げまでに充てた時間は2週間。師の綿密な計算が実を結んだからこそ、ここへ万全の態勢で挑むことができる。

「母のサプレザがマイルCS(09〜11年)に出走していたのでなじみもあったし、当歳時に牧場で見て非常にいい馬だと思った。いつか(母がG1・3勝と活躍した)ニューマーケットに持って行きたいと思って育てている」と師は待望のG1を前に強い意気込みを見せた。

 長距離輸送、多頭数、左回りと初物がズラリ。さらにはゲート難と、クリアすべき課題は多い。前走に続き手綱を取る武豊も「そのあたりが鍵になりますね」としながらも、「良血馬らしく非常にいい走りを見せる馬」と素質を高く評価する。

 無敗で挑む3歳マイル王への道。「課題を乗り越えてくれるだけの夢を持たせてくれる」。矢作師がほれ込むディープインパクト産駒が、新緑の府中でも最高のパフォーマンスを披露する。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す