現地時間11日、フランスのパリロンシャン競馬場でG2・ア
ルクール賞(4歳上・芝2000m・9頭立て)が行われた。
ハナを切った2番人気
シャーマン(牡4、M.ギュイヨン騎手)のスピードが最後まで衰えず、中団から馬群を割って末脚を伸ばした6番人気
ウェイトゥパリス(牡7、P.ブドー騎手)に3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは2分6秒68(重)。
道中2番手から進み、ゴール寸前で
ウェイトゥパリスに差された3番人気シモナ(牝4、C.スミヨン騎手)が、短首差の3着。
昨年仏ダービー(仏G1)1着、
凱旋門賞(仏G1)3着で断然の1番人気に推された
ソットサス(牡4、C.デムーロ騎手)は後方から進み、直線では外から追い込みを図ったが、伸びを欠いて4着に敗れた。
シャーマンは
父Shamardal、
母Only Green、
その父Green Desertという血統。フランスのC.
ラフォンパリアス厩舎の管理馬。
昨年の仏2000ギニー、
ジャックルマロワ賞と、仏G1で2度の2着がある。重賞は昨年の
フォルス賞(仏G3)に続く2勝目。通算成績は13戦5勝。
フランス競馬は新型コ
ロナウイルス感染拡大防止のため、3月17日から開催が中止されていたが、この日11日から無観客でレースが再開された。