「
ヴィクトリアマイル・G1」(17日、東京)
東京のターフで
アーモンドアイが再び勇姿を見せる時が来た。今年初戦に予定していた
ドバイターフは、新型コ
ロナウイルスの世界的な流行により、直前で中止に。ここは仕切り直しの一戦だ。
「ドバイに行った後の体調面でも気になるところはなく、普通に来ています。着地検疫があったりしたので、美浦に戻ってからの調整期間は短いけど、牧場から戻ってきた状態も良かったからね」と国枝師は順調ぶりをアピールする。
1週前の11日には美浦Wで3頭併せを敢行し、貫禄の最先着を果たした。「上がり半マイルの時計(4F49秒9)が良かった。1週前としては十分。いい動きをしていたし、来週はサッとやればいい。普段の
アーモンドアイと変わりないですね」と、いつもと同じ姿に納得の表情だ。
マイル戦は昨年の
安田記念3着以来。当時はスタート直後の不利が響き、不完全燃焼に終わった。「あんなことはもうないでしょう。普通に競馬ができればと思っていますよ」と苦笑いしながら振り返った指揮官。同じレースではないが、少なからず雪辱の気持ちもこもっている。
昨年末は熱発により香港遠征を断念。方向転換して臨んだ
有馬記念は、まさかの9着に敗れた。そしてドバイ遠征は空振りと、かみ合わない状況が続いている。この流れを変える一番の特効薬は『勝利』のみ。自らの走りで強い
アーモンドアイを取り戻す。
提供:デイリースポーツ