「京王杯SC・G2」(16日、東京)
直線の伸びは目立っていた。2019年の覇者
タワーオブロンドンは13日、モヤで見えづらい状況で追い切りを敢行。向正面の動きは確認できなかったものの、直線は余裕のある走りで軽快な動きを見せた。藤沢和師は「いい動きだったよ」と追い切り内容を評価した上で状態の良さを強調した。19年のサ
マースプリント王者だけあって、暖かくなって調子を上げている。
前走は1番人気に支持されながら12着に敗れた。師は「4角で外から一気に来られてしまった。そこでうまく対応できなかった」と敗因を分析。本来の力を発揮できなかったが、今回は重賞で2戦2勝の東京芝1400メートル戦。得意の舞台で一変する可能性は高い。
指揮官はこのレースで歴代最多の8勝をマークしており、18年
ムーンクエイク、19年は
タワーオブロンドンが制して2連勝中。「楽しみだよ」とうなずく。このレースの勝ち方を知っているだけにひとつひとつの言葉に重みがある。今年のレース後も、名伯楽が笑顔で愛馬を迎えるシーンが見られそうだ。
提供:デイリースポーツ