netkeibaデータベースの
リニューアルにより加わった「データ分析」から興味深い数値を紹介します。「データ分析」では騎手と調教師の相性も一目瞭然。「直近1年」「直近5年」「通算」のコンビ実績を調べることができます。「データ分析」から浮かび上がった京王杯ス
プリングCの「
ゴールデンコンビ」はこちら。
【
斎藤誠厩舎×
田辺裕信騎手(
ストーミーシー)】
「直近1年」の「
斎藤誠厩舎×
田辺裕信騎手」は2-3-4-5。複勝率64.3%、複勝回収率125.0%という数字が残っている。「直近5年」の成績が6-11-15-85(複勝率27.4%、複勝回収率78.8%)なので、大幅に成績が向上していることがわかる。「直近5年」は騎乗数117回と多く、それが好走率を下げていた。「直近1年」で
斎藤誠厩舎は、
斎藤新騎手や
横山武史騎手といった若手を主戦に据える方向へとシフトしており、田辺騎手への騎乗依頼は厳選している印象。実際に「直近1年」の「
斎藤誠厩舎×
田辺裕信騎手」コンビ14回のうち11回までもが5番人気以内に支持されていた。
ストーミーシーはこれまで45戦を消化しているが、田辺騎手は初騎乗。相手が揃った一戦だけに5番人気以内に支持される可能性は低いだろうが、この乗り替わりから、陣営が十分に色気を持っていることが窺い知れる。前走は前崩れの流れを先行して末を無くしたが、2走前の内容からも能力に翳りは見えない。1400mでも2勝を挙げており、距離短縮も好材料だろう。忘れた頃に大駆けを繰り返している馬だけに、「
ゴールデンコンビ」を得た今回、一発があっても不思議ではない。