5月16日南
オーストラリア州のモーフェットビル競馬場で、G1・ザ・
グッドウッド(芝1200m)が開催された。
過去には、
オーストラリアが誇る無敗の名ス
プリンターである
ブラックキャビアも優勝した、歴史のある同レース。
一番人気に支持されたのは、地元
アデレードの調教馬で2月にフレ
ミントン競馬場で行われたG1
ライトニングSを制してトップス
プリンターの仲間入りを果たしたガイトラッシュ。同馬は序盤から積極的にポジションを取りに行き、2番手の好位置から直線では先頭に躍り出てそのまま押し切るかに見えたが、最後の直線で素晴らしい末脚を見せた3番人気のトレッキングが鼻差差しきり伝統のス
プリント戦を制した。
トレッキングは2019年のストラドブローク以来のG1二勝目となった。
鞍上は、先週のSAダービーも制したJ.
アレン騎手。
「この馬に乗るのは初めてで、パドックで見たときにあまりにも小さな馬だったのでビックリしたが、本当にタフな馬でした。道中な理想的な競馬が出来て、直線では楽勝かとも思ったが、(先頭の)ガイトラッシュが素晴らしい粘りを見せた。最後まで全力を尽くして差しきった馬を褒めてあげたいです」とコメント。
(取材:川上鉱介)