「
日本ダービー・G1」(31日、東京)
打倒
コントレイルの一番手と言える
サリオスは21日、美浦Wで併せ馬。力強い脚さばきを見せつけた。
ルーカス(5歳3勝クラス)の胸を借り、2馬身先行してスタート。鞍上のレーンとピッタリ息を合わせ、4コーナーで外へ。残り1Fで馬体を合わせて競り合うと、ケイコ駆けする相手に手応えではやや見劣ったものの、最後までしっかり食らいつき、5F66秒3-38秒1-12秒0をマーク。わずかに首差遅れたとはいえ、順調な仕上がりをアピールするには十分の内容だった。
この動きに森助手は「先々週、先週に引き続きレーン騎手に乗ってもらい、先週よりさらに強い負荷をかけました。相手も動く馬ですし、
サリオスも時計なりに動けていたので、あらかた仕上がったと思います」と合格点を与えた。
皐月賞2着後は放牧には出さず、厳しい戦いの疲れを抜くことを最優先にしてきたが、3週にわたり追い切りにレーンが騎乗し、今週は併せ馬を行うなど、着実に調教メニューの強度を高めてきた。在厩でじっくりと腰を据えて調整され、前走時よりさらに状態を上げてきているのは間違いない。
皐月賞は半馬身差で2着に泣いた。逆転へ向けた態勢は、着々と整いつつある。
提供:デイリースポーツ