2008年の
ファルコンS(GIII)の勝ち馬で、九州で繋養されていた
ダノンゴーゴー(セン15)が種牡馬を引退して、5月23日に高知県土佐清水市にある、あしずりダディー牧場に到着した。これからはこの地で穏やかな余生を過ごす。
アメリカ生まれの
ダノンゴーゴーは、橋口弘次郎厩舎の管理馬として2007年11月に京都の新馬戦でデビュー勝ちを収め、翌年3月の
ファルコンSで重賞制覇。
NHKマイルC(GI)では
ディープスカイの3着に入ったが、その後屈腱炎を発症して2年あまり休養。復帰したものの屈腱炎が再発して引退となった。当初は乗馬になる予定もあったが、熊本県の村山牧場(現ストーム
ファームコーポレーション)で種牡馬入りし、2011年から2019年まで種付けを行っていた。
到着翌日に牧場代表の宮崎栄美さんに話を聞くと「放牧地で元気に走り回っていますよ」とその声は弾んでいた。まだ周囲の様子を窺っているような面はあるが、今のところ「扱いやすくて良い子」とのことだ。
あしずりダディー牧場では「
ダノンゴーゴーを支える会」を作り、1口5000円(全20口)で
ダノンゴーゴーの余生を支援する会員を募集する予定だ。支援したいという方は、宮崎栄美さん携帯090-3182-4138まで。
NPO法人 あしずりダディー牧場 命の会 HP
http://www.horsetrust-ashizuri.com/NPO法人 あしずりダディー牧場 命の会 Facebook
https://www.facebook.com/daddyranch/(取材・文:佐々木祥恵)