31日に東京競馬場で行われる
日本ダービー(3歳・牡牝・GI・芝2400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる11回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で5回の
キングカメハメハが続き、3回が
ハーツクライとなっている。
ディープインパクト産駒は「5-3-3-26」。昨年も終わってみれば
ディープインパクト産駒のワンツー決着となり、12人気で勝利した
ロジャーバローズはいとこに
ジェンティルドンナなどがいる血統馬でもあった。同産駒は18年
ワグネリアンからの連覇となり、5年連続で3着以内に好走馬を送り出している。今年は
皐月賞との二冠を目指す
コントレイルほか、
サトノフラッグ、
サトノインプレッサ、
レクセランス、
アルジャンナが出走予定。除外対象馬の中にも
ブラックマジックがいる。
ハーツクライ産駒は「1-2-0-8」。14年に
ワンアンドオンリーが勝ち馬となるほか、産駒初出走となった11年には
ウインバリアシオンが10人気の低評価を覆して2着に好走。直近の好走例は17年2着の
スワーヴリチャードとなるが、昨年は孫世代にあたる
ジャスタウェイ産駒の
ヴェロックスが3着になるなど、上位人気に推された
ハーツクライ系は堅実に走っている印象だ。今年は
サリオス、
マイラプソディ、
ワーケアの3頭が出走予定。
オルフェーヴル産駒は「0-1-0-1」。18年に逃げの手に出た
皐月賞馬
エポカドーロは、最後までしぶとく粘り込んで2着を死守。今年、同産駒として出走する
ビターエンダーは、
エポカドーロと同じ
ヒダカ・ブ
リーダーズ・ユニオンの所有馬だ。
また、今年は
オルフェーヴルの全兄
ドリームジャーニーも種牡馬としての初出走を迎える。
ヴェルトライゼンデは、半兄
ワールドエースが12年
日本ダービーで1人気4着、父
ドリームジャーニーも07年8人気5着と一押し足りなかったが、父・兄以上の走りを見せられるだろうか。