Cコース替わり1週目。すでに
アナウンスされすぎているかもしれないが、ダービーは内枠(とくに1〜3番)がとにかく強い。
メイショウサムソン(2番)が優勝した2006年以降、過去14年で「1〜3番」の優勝は9回。4番から外の優勝はわずか5頭。
それはファンの方もご存じのはずで、昨年の優勝馬
ロジャーバローズ(単勝93.1倍)は内枠でもビックリするほど人気がなかったが、内枠はどんな馬でもソコソコ売れる。逆に外枠の馬は力があっても多少敬遠されて、ソコソコ配当は付く。
「枠順」と「枠順で補正されたオッズ」の乖離を楽しむのも近年のダービーの面白さかも? 例えば、2年前の優勝馬
ワグネリアンは
皐月賞(7着)では1番人気だったのに、ダービーは17番が嫌われたのか5番人気(単勝12.5倍)に人気が落ちた。本来は「穴馬」ではないのに、外枠で人気を落とす馬は妙味かも?
ダービーの枠順が決まった。「2強」もまずまずの枠を獲得したが、
サリオスの「12番」は歓迎といえる位置ではない。近年強い「1-3番」は穴っぽい馬が入った。1番
サトノインプレッサは、
NHKマイルC(13着)が外枠で競馬に参加できずに終わった形。真逆の1番枠。
「1番」で多少なりとも売れるだろうが、それでも「2強」との絡みでもソコソコのオッズにはなりそう。「2番」の
アルジャンナも折り合いに課題が残る現状ながら、この枠なら「壁」にして折り合える可能性。買う余地は十分ある。
逆に、外枠でオッズが急騰しそうな馬も見限れない。「17番」の
ヴァルコスは一気に急落か? それも本番と直結しない
青葉賞組(2着)。ただ、2度動く形になった
青葉賞で見せたスタミナは相当なもの。「15番」の
サトノフラッグは
皐月賞2番人気。果たして、どんなオッズになるのか。
「2強」に次ぐ3頭目探しが、とにかく難しい今年のダービー。オッズもよく見極めて、3連単で少しでもおいしい配当にありつきたいものだ。
(文=スポーツニッポン記者・小田哲也)
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