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【目黒記念予想】オセアグレイト、ルメール騎手の手綱さばきにも期待/JRAレース展望

  • 2020年05月31日(日) 06時04分
 第1回東京優駿競走(日本ダービー)が行われた目黒競馬場の名称を由来とするレースで、わが国最古のハンデキャップ競走として長い歴史と伝統を誇る。かつては春秋の2回行われていたが、1984年のグレード制導入以降は秋が廃止され、2006年からは、11年を除きダービー当日の最終レースに組み込まれている。

 直前に行われるダービーと走行距離は100mしか違わないが、こちらは坂下からのスタートとなるためにより持久力を問われるレースだ。

 ◎オセアグレイトはデビュー6戦目の初勝利からわずか5戦でオープン級まで駒を進めた実力馬。良馬場でも不良馬場でも広い東京コースでも小回りの福島コースでも結果を出し続けてきた。54キロのハンデで挑んだダイヤモンドSは人気を背負った馬らしく正攻法の競馬で最後は力尽きて3着と敗れ、必勝を期したメトロポリタンSは窮屈な競馬を強いられて出走メンバー最速の上がりタイムを繰り出すも不完全燃焼の5着だった。今回はこれらの経験が生きるはずでルメール騎手の手綱さばきにも期待したい。

 ○タイセイトレイルの前走は後方待機策の3角手前から早めに追い上げて勝ち馬からコンマ1秒差3着。前々走から装着しているブリンカーの効果が出ているようにも見えた。東京競馬場の長距離戦ではジャパンC以外は掲示板を外していない。2着だった昨秋のアルゼンチン共和国杯から据え置きの55キロなら、目が離せない存在になりそうだ。

 3連勝の勢いとともに阪神大賞典へ挑んだ▲ボスジラだったが、さすがに昇級初戦で厳しい競馬になった。どんな位置からでも競馬ができる器用さを持ち合わせているが、さすがにまだ正攻法では荷が重かった。前走の経験を踏まえ、2度目の重賞挑戦で54キロのハンデなら見せ場以上のレースが期待できる。

 トップハンデでも重賞入着経験多数の△ステイフーリッシュ、東京コースで重賞勝ちがある△ニシノデイジーも十分圏内。長距離レース3連勝で挑む△キングオブコージにとっては試金石となるレースだが、将来性を占う意味でもレースぶりに注目したい。

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