「
日本ダービー・G1」(31日、東京)
断然の1番人気に支持された
コントレイルが圧勝。デビューから5連勝で、史上7頭目となる無敗のクラシック2冠制覇を達成した。また、1984年の
グレード制導入以降では、
シンボリルドルフ(1984)、
トウカイテイオー(1991)、
ミホノブルボン(1992)、そして
父ディープインパクト(2005)に続く快挙となった。
レースは大外枠から
ウインカーネリアンが逃げて、
コルテジアが2番手で続く。好スタートを切った
コントレイルは内の3番手につけ、2番人気の
サリオスは中団の後方からの追走となった。ややスローの流れになり、向正面では
マイラプソディが動いて先頭に立つ。直線に入ると
コントレイルは手応え十分で外に持ち出し、残り300メートルを切ったところ
ゴーサイン。外から迫ってきた
サリオスを一瞬にして突き放し3馬身差をつけて快勝した。
サリオスは
皐月賞に続いて2着。混戦の3着争いは10番人気の
ヴェルトライゼンデが入った。
福永は「素直にうれしいです。今まで大きいレースを経験してきたことが、きょうに生きたと思う。思ったよりペースが流れなくて、ノリさん(横山典)が動きそうだなというのも想定していたし、そこでポジションを下げることができたのが大きかった。ちょっと遊ぶところがあるので、直線でも追いだしを待ったが、遊びながらダービーを勝つから相当優秀な馬です。きょう勝ったことでスターホースの仲間入りをしたと思うし、この馬に騎乗できたことは誇りです」と話した。
提供:デイリースポーツ