5月31日の佐賀「第62回
九州ダービー栄城賞」から今年もスタートした
地方競馬の「ダービーシリーズ」。きのう2日は金沢で「第4回石川ダービー」、そしてきょう3日は大井で「第66回
東京ダービー」が行われる。
地方競馬「ダービーシリーズ」は、全国8競馬場で相次いで行われるダービー競走をシリーズ化したもので、門別の「第48回
北海優駿(ダービー)/2000m外回り」は再来週の18日(木)に施行される。
その
北海優駿(ダービー)で上位候補に推されること必至の3歳牡馬
アベニンドリームが、今夜の門別11R「
タカネナデシコ特別」(A3〜B3-1組、1800m外回り)にエントリー。大一番のダービーを前に、初めて歴戦の古馬勢に胸を借りる臨戦過程を取ってきた。
2歳の昨秋、果敢に遠征した
鎌倉記念S2で地元
インペリシャブルの2着に食い込むと、続く
JRA勢相手の
北海道2歳優駿JpnIIIでも8番人気の低評価を覆して
キメラヴェリテの2着に踏ん張り、今季3歳三冠ロードでは主役を張るものと期待されて新たなシーズンを迎えた。
しかし実際には周囲の期待通りのプロセスとはならず、復帰初戦の牡羊座特別が逃げた勝ち馬を捕まえきれず2着。それでも、戦歴から圧倒的1番人気に支持された前走の3歳三冠初戦「
北斗盃H2」だったが、序盤から他馬と終始競り合う格好になってしまい直線入り口で失速。7頭立て6着という「まさかの惨敗」を喫してしまった。
そこで、ダービー前に実績ある1800m外回り(
北海道2歳優駿2着)で古馬にあえて挑むわけだが、ここは進化を問われる一戦となる。3歳馬の格上挑戦ということで別定54キロは有利だし、テンの入りがゆったりしやすい1800m外回りの3番枠なら序盤から自分のペースで運べる可能性が高そうだ。
ここで陣営の期待通りの結果が出れば、さらに距離が延びる大目標の
北海優駿(ダービー/2000m外回り)でも堂々、有力候補に推されることになるはずだ。今夜の走りに、是非ご注目いただきたい。
(文=ひだか応援隊)