7日にイ
タリアの
サンシーロ競馬場で行われたアンブロシアノ賞(4歳上・G3・芝2000m・6頭)は、スタート後中団に付け、最終コーナーでは一旦最後方に下げて直線伸びたG.モッセ騎手騎乗の2番人気
ブラジリアンマン(牡4、伊・N.シモンディ厩舎)が勝利した。5月末のイ
タリア競馬再開から2戦2勝、通算4勝目を挙げた。勝ちタイムは2分2秒08(稍重)。
M.ミシェル騎手騎乗の5番人気ヴェルデルベ(牡4、独・R.ローネ厩舎)は、終始中団の最内を回って最後は勝ち馬との叩き合いとなり、クビ差の2着となった。3着は逃げたB.ファビオ騎手騎乗の
プレスリー(牡7、伊・A.ボッティ厩舎)。
ミシェル騎手はフランスほか、ヨーロッパの重賞に騎乗するのはこれが3度目(2019年9月・リュテス賞・G3・4着、2019年9月・
メゾンラフィットC・G3・4着)で、2着は初。ミシェル騎手は来日時の複数のインタビューで、フランスでは女性騎手に対する重賞競走への騎乗依頼は極めて稀だと話しており、女性騎手の地位の向上が、自身の大きな目標の一つだとしている。
【
ミカエル・ミシェル騎手】
「重賞競走に騎乗するチャンスがいただけて、僅差の2着という結果が得られてとても嬉しいです。ヴェルデルベは、これまで何度も乗っていて、3度も勝たせてもらっているおなじみの馬です。今回本当に調子が良さそうで、レース前とても美しく見えていました。レースでも、本当によく頑張ってくれました。
ミラノの
サンシーロ競馬場での騎乗は初めてでしたが、スピードの出る馬場が特徴ということはわかっていました。内でしっかり折り合って直線弾けてくれましたが、相手がちょっと悪かったです。
重賞競走を早く勝ちたいです。チャンスが頂けるなら、可能な限りどこにでも行きます」
(取材:高橋正和、編集:netkeiba)