「
宝塚記念・G1」(28日、阪神)
JRAは11日、
宝塚記念ファン投票最終結果(有効投票総数140万4621票)を発表した。出走予定馬の中でトップとなったのは
ラッキーライラック。10万票を超える得票数で昨年の30位から大きく順位を上げ、堂々の2位で
大阪杯に続くG1連勝を狙う。また、3位に入った
サートゥルナーリアは、角居厩舎としては最後の
宝塚記念の出走。悲願の厩舎初Vを懸けて、全力で勝利を目指す。
昨年の
皐月賞馬
サートゥルナーリアが8万4412票を獲得して3位。
天皇賞・秋では6着だったが、
有馬記念で強豪相手に2着に食い込み存在感をアピール。今年初戦の
金鯱賞もノーステッキで2着に2馬身差をつけ、着差以上の強さでファンの心をわしづかみにした。角居師は「非常に強い馬がそろっている世代で3位に選ばれて光栄です」と相好を崩した。
同師は来年2月末に勇退する予定。
宝塚記念は今回がラストで、「最後の年に使えるのはうれしいですね」と感激の面持ちだ。これまで延べ12頭が参戦し、12年
ルーラーシップ、15年
デニムアンドルビー、19年
キセキの2着が最高着順。「ファンの注目度の高い馬で、コ
ロナで自宅のテレビでしか見られない状況でも、一生懸命応援してくださる方がいると思います。そうした方の期待に応えられれば」とファンの思いを胸に、初制覇へ力を込めた。
提供:デイリースポーツ