「
宝塚記念・G1」(28日、阪神)
JRAは11日、
宝塚記念ファン投票最終結果(有効投票総数140万4621票)を発表した。出走予定馬の中でトップとなったのは
ラッキーライラック。10万票を超える得票数で昨年の30位から大きく順位を上げ、堂々の2位で
大阪杯に続くG1連勝を狙う。また、3位に入った
サートゥルナーリアは、角居厩舎としては最後の
宝塚記念の出走。悲願の厩舎初Vを懸けて、全力で勝利を目指す。
アーモンドアイにこそ及ばなかったが、出走予定メンバーの中では最多となる、10万6401票を獲得した
ラッキーライラック。管理する松永幹師は「これだけ多くの支持を集めたのはうれしいです。期待され、注目されている証拠だし、そういう馬になったんですね」と喜びをかみしめた。
昨年は7664票で30位。1万票にも届かなかった。それが昨秋の
エリザベス女王杯、今春の
大阪杯を勝ったことで、今年は同い年の7冠女王に迫る存在にまで
ランクアップ。「5歳のこの時期を迎えて、馬体はさらに良くなった」とトレーナーが話す通り円熟し、驚異的な成長を果たしている。
11日朝、栗東CWで行われた2週前追い切りでは、相変わらず雄大なフットワークを披露して6F82秒4-37秒6-11秒9を馬なりでマーク。「良かったですね。全身を使って走っていたし、いい時計も出せた。順調に来ています」。着々と仕上げは進んでいるようだ。
「いい結果を出したいですね」と指揮官が腕ぶす上半期の総決算。強豪牡馬を蹴散らし、4つ目の
ビッグタイトル制覇といく。
提供:デイリースポーツ