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【エプソムC予想】左回りにこだわるピースワンパラディに期待/JRAレース展望

  • 2020年06月14日(日) 06時05分
 上半期の東京開催を締めくくる重賞競走だが、むしろサマー2000シリーズへのステップレースとしてのイメージが強い。マーメイドSとは逆に設立当初はハンデ戦だったが、96年から別定重量戦へと変更になった。

 別定重量戦だけに強い馬に有利なレースで過去10年間で1〜3番人気馬は7勝2着6回3着2回と堅調。1番人気馬も4勝2着2回と人気に応えているが、近5年では1勝2着2回3着1回と善戦の域を抜け出せないでいる。

 かたちの上では格上げ初戦となる◎ピースワンパラディだが3歳春は青葉賞に挑戦してコンマ3秒差3着。左回りにこだわりながらもデビューから1度も馬券圏内から外れることなくオープンまでクラスをあげてきた。祖母のキャトルセゾンホエールキャプチャパクスアメリカーナ母グローバルピースの全姉という血統で4代母は1987年エリザベス女王杯優勝タレンティドガール。おそらく、このあとは新潟記念あたりが適鞍となるのだろうが、別定戦を使ってくるあたりに自信が窺える。

 連覇を狙う○レイエンダは昨秋以降マイル戦を使われ、富士S2着、ダービー卿CT3着。マイルCSと大きく体重が増えていた東京新聞杯以外は結果を残しているが、少し忙しい印象も受けた。初重賞勝ちを記録した条件で1年ぶりの勝利をつかみ取りたいところだ。

 新潟大賞典2着▲アトミックフォースも差はない。3歳春はプリンシパルS5着で、秋はセントライト記念にも挑戦した馬。今年に入ってからは持ち前の先行力に磨きをかけて3勝クラスを楽勝し、前走も勝ちに等しい内容だった。逃げても逃げなくても競馬ができる馬で過去4勝はいずれも左回りの2000m。今回は1ハロン短いが大きなマイナスになるとは考えにくい。

 牝馬ながらマーメイドSには登録もせずに、ここを使ってきたのは△アンドラステと△シャドウディーヴァ、同条件のメイSを快勝した△アイスストームと、一昨年の勝ち馬△サトノアーサーまで。

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