17日に
船橋競馬場で開催される注目の古馬マイル重賞・
京成盃グランドマイラーズ(SIII)。“京成盃”にちなみ、昨年のイ
ベント『競馬×鉄道トークショー』に出演した矢野吉彦アナと南田裕介MG(ホリプロ)に、場内の初心者セミナーで講師役を務める一瀬恵菜(桜花の
キセキ)を加え、それぞれの視点から同レースを展望してもらった。
矢野「本命は去年の優勝馬、9番の
ベンテンコゾウを中心にします。成績安定、特に1600メートル戦は常に好走していますので、ここは何かに負けたとしても大崩れはしないでしょう。相手は
リッカルド、
グレンツェント。それに
カジノフォンテンの巻き返しと、
キャプテンキングの復調にも要注意ですね」
◎
ベンテンコゾウ〇
リッカルド▲
グレンツェント△
カジノフォンテン△
キャプテンキング南田「昨年のレースから1年間を振り返りますと、京成電鉄には出来事がいくつかありました。私が注目したのは新型車両3100形の導入です。この新型車両は、いくつか最新の技術や工夫が採用されていますが、見た目で大きく変わったことがあります。それは色です。
これまでの電車は青と赤の帯を纏っていたのですが、この新型車両はオレンジの帯をまとって登場しました。成田
スカイアクセスの案内カラーであるオレンジを基調としたデザインとなったのです。そういった意味で今回のレース、オレンジ枠に注目。2頭のうち、昨年優勝馬の
ベンテンコゾウを本命、
キャプテンキングを対抗にしたいと思います」
◎
ベンテンコゾウ○
キャプテンキング 一瀬「◎は
グレンツェント。2走前船橋で行われた柏の葉オープンでは1.5秒差の5着に敗れていますが、南関所属となり初めての左回りでした。前走
川崎マイラーズではコーナーでの加速を含め、2走前にできていなかったことを、しっかりとクリアし快勝。
森泰斗騎手が移籍後からコンビを組み続けている効果も大きく、ゴールから逆算するようなレースぶりをこなせるようになったと感じる一頭です。続けて重賞Vに期待したいです。
個人的に注目しているのは
サルサディオーネ。今年船橋で行われた重賞で(
報知グランプリカップ、
マリーンカップ)馬番12番を引き続けて2戦2勝。外目から1コーナーまでにハナを取りきる形が得意で行きっぷりも良い一頭!それさえ決まれば残れるチャンスは十分にあり、大外枠を活かせるタイプ。
山崎誠士騎手とは初コンビとなりますが、今回もお得意の12番を引き当て、自分の形に持って行けるレースに期待します!」
◎
グレンツェント○
サルサディオーネ