「
函館スプリントS・G3」(21日、函館)
ここでフラストレーションを解消したい。
ダイアトニックは2走前の
阪急杯で2位入線→3着降着。続く
高松宮記念では逆に、直線で不利を受ける立場となり、4位入線から3着に繰り上がった。うっぷんのたまる結果が続いたが、岩本助手は「前走は直線の不利がなければもっと際どかったはず。それでも、あそこから盛り返してきたあたり、勝負根性はスゴい」と能力を再認識したという。
中間は放牧を経て、すぐに目標をここに設定。栗東である程度まで仕上げてから、10日に函館競馬場へ入厩した。同助手は「重馬場を走った後でもダメージはないです。以前は使った後に間隔をあけなければいけないタイプだったが、ようやくしっかりしてきた」と体質面の強化を実感している。
14日の函館Wで5F72秒2-41秒9-13秒8をマークするなど、移動後も順調ぶりをアピールしている。函館は初参戦だが「小脚が利くし、スタートも速いから小回りコースは大丈夫」と仕上げ人は問題なしを強調した。この後は、キーンランドC(8月30日・札幌)から
スプリンターズS(10月4日・中山)のローテを予定。名手・
武豊との初コンビで北の大地を盛り上げ、秋の飛躍につなげる。
提供:デイリースポーツ