北海道開催のスタートを告げる短距離重賞で、サ
マースプリントシリーズの初戦にも位置づけられる一戦。例年開幕週に行われてきたが、今年は6年ぶりに開催2週目に行われる。狭いコースで行われるため枠順や展開に泣く人気馬が毎年のように現れており、1番人気は現在8連敗中。
1.時計が出るようになっている
10〜14年の平均勝ち時計が1分8秒5なのに対し、15〜19年は1分7秒8。以前は時計が掛かるレースとしてお馴染みだったが、近年は時計が出るようになってきている。
2.距離短縮が優勢
6頭の競争除外によって7頭立てで行われた昨年を除いた過去9年、距離短縮だった馬が[6-3-6-39]で複勝率27.8%と好成績なのに対し、前走も1200mを走っていた馬は[3-5-3-53]の複勝率17.2%で距離延長となる馬は[0-1-0-10]の複勝率9.1%。時計が出るようになってきていると言っても、
パワーが要求される洋芝であることには変わりないため、距離短縮組が優勢。
3.前走凡走馬が巻き返す
そもそもス
プリント戦は巻き返しが利きやすい条件ではあるが、このレースではそれが顕著だ。前走で10着以下に大敗した馬が過去10年で4勝していて、複勝率も18.6%ある。また、14・16年の2回は前走10着以下の馬が3着以内を独占した。
メイショウショウブは今年に入ってから案外だが、馬場や展開が向かない面もあったか。12月の
阪神Cで強敵相手に3着しているように重賞でも通用するスピードは持っているし、どちらかというと
パワー型で洋芝も合っていそう。距離短縮となるここで今一度見直したい。