全国各地で行われてきたダービーシリーズの最後を飾るのがこの
北海優駿(ダービー)だ。またホッカイドウ競馬の3冠競走の2冠目のレースでもある。
北斗盃を制した牝馬
レッドカードや、
北斗盃で1番人気に推されながらよもやの6着に敗れた
アベニンドリーム、
JRAから門別に転入して3連勝とまだ底を見せていない
コパノリッチマンなど12頭で争われる。
◎は
アベニンドリーム。
北斗盃は
シンボと2頭で競る形になったのと外枠が響いたのか、6着と予想外の大敗。だが前走の
タカネナデシコ特別ではブリンカー装着で、古馬相手に楽に逃げ切り勝ちを収め、改めて能力の高さを示した。
北斗盃の雪辱を果たす。
○に
レッドカード。先行馬の直後に控えてレースを進め、4コーナーでは手応え良く先頭に並びかけて、直線ではそのまま押し切る強い内容だった。2走前には水沢の
留守杯日高賞でも2着に入り、ここに来ての成長は目を見張るものがある。今回は距離がカギとなるだろうが、昨年門別で1700mで2着(ブロッサムカップ)の経験もあり、同じ
キンシャサノキセキ産駒の
フレッチャビアンカが2000mの
東北優駿で勝っていることもあり、距離はこなせるとみた。
▲に
コパノリッチマン。1200mの距離で3連勝中で、今回は800mの距離延長となるが、
JRA時代に1800mも経験しているのでその点は心強いし、未知の魅力にも期待。
△は
北斗盃組から3頭。激しい先行争いをしながら粘って3着の
シンボ、速い流れの中で3番手を進み、直線で脚を伸ばした
ライトロング、ポツンと1頭後方から進んで追い込んできた
アッカレッツァーレ。
北斗盃のリベンジを果たしたい
アベニンドリームと2冠を目指す
レッドカードの走りに注目が集まる
北海優駿は、6月18日(木)、20時40分発走。
(文:佐々木祥恵)