「ユニコーンS・G3」(21日、東京)
フルフラットとのコンビで臨む
田中勝春騎手(49)=美浦・フリー=が、19年7月の
函館記念(
マイスタイル)以来となるJRA重賞Vへ気合が入っている。
コンビを組むのは19年7月の中京での新馬戦以来。芝1400メートルで8着だった。「当時は子どもっぽかった。ただ、我慢して走れていたし、いいものはあるなと思っていたら、うまく育ったね。あれからどんな成長をしているか、そこも楽しみ」と、11カ月ぶりの騎乗を心待ちにする。
フルフラットは芝を3戦して1勝を挙げたが、昨年11月にブ
リーダーズCジュ
ベナイル・G1(米サンタ
アニタパーク)でダートに初挑戦。前走のサンバサウジダービーC(キングアブドゥルアジーズ)では、日本調教馬として初めてサウジアラビアで勝利する快挙を成し遂げた。森師も「何とか
ケンタッキーダービーに出したい」と大きな期待をかけている。
重要な一戦を託された田中勝は、「まさかまた手綱が回ってくるとはね。森先生に聞き直しちゃったよ。もう実績は申し分ない。いい先行力があるし、指名してもらった期待に応えたい」ときっぱり。
アクセル全開でベテランが熟練の技を見せる。
提供:デイリースポーツ