現地時間20日、イギリスの
アスコット競馬場でG1・セントジェームズパレスS(3歳・芝1590m・7頭立て)が行われた。
ハナを切った2番人気ウィチタ(牡3、R.ムーア騎手)、後方から末脚を伸ばした1番人気ピナトゥボ(牡3、W.ビュイック騎手)、3番人気
パレスピア(牡3、L.デットーリ騎手)が、最後の直線で3頭の叩き合い。この争いを
パレスピアが制し、2着ピナトゥボに1馬身差をつけて優勝。さらにアタマ差の3着にウィチタが入った。勝ちタイムは1分42秒38(稍重)。
パレスピアは、父が
Danzig系の
Kingman、
母Beach Frolic、その父Nayefという血統。イギリスのJ.ゴスデン厩舎の管理馬。
今回が重賞初出走だったが、2000ギニー(英G1)2着のウィチタ、同3着ピナトゥボを退けての戴冠となった。通算成績は4戦4勝。
鞍上のデットーリ騎手は、同日のコロネーションSを
アルパインスターで制したのに続き、G1連勝。またデットーリ騎手とゴスデン厩舎のコンビは、18日のゴールドCをストラディヴァリウスで制したのに続き、今年の
ロイヤルアスコット開催でG1・2勝目となった。