7月5日に福島競馬場で行われる
ラジオNIKKEI賞(3歳・GIII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、中山競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で2回の
マンハッタンカフェ、
ステイゴールド、
バゴが続く。好走馬の種牡馬として23頭が名を連ねているように、血統傾向が幅広いことも特徴と言えるだろう。
ディープインパクト産駒は「3-1-1-4」。16年
ゼーヴィント、15年
アンビシャス、12年
ファイナルフォームが勝ち馬となっており、昨年は同産駒として唯一の出走を果たした
ゴータイミングが6人気3着。なお、3着以内に好走した5頭すべてが前走で上り3F1位を記録していた。今年は
ディープキングが出走予定。
また、
キズナ産駒として初出走を迎える
ルリアンは
ディープインパクトの孫世代(
キメラヴェリテは回避)。父
キズナは17年
セダブリランテス、16年
ゼーヴィントと同牝系という点でも注目に値する種牡馬となりそうだ。
ネオユニヴァース産駒は「0-1-0-5」。16年
ダイワドレッサーは牝馬ながら2着に好走。昨年、孫世代となる
ヴィクトワールピサの産駒が勝利していたことを踏まえれば、初勝利に手が届いても何ら不思議ない種牡馬と言えるだろう。今年は
サクラトゥジュールが出走予定。
ルーラーシップ産駒は「0-0-0-2」。未だ好走例こそないものの、2頭とも二桁人気馬ということもあり、一概に適性がないとは言い切れない。なお、同産駒の
フェアリーポルカは同コースで行われた20年
福島牝馬Sを制している。今年は上位人気と目される
パラスアテナほか、
アルサトワが出走予定。