「
ラジオNIKKEI賞・G3」(5日、福島)
偉大な父の姿が自然と重なる。自身が手掛けたダービー馬
キズナ産駒の
ルリアンで重賞に挑む佐々木師は「めちゃくちゃうれしい。走るところが似ている。体つきは違うけど、いいところを引き継いでいる。真面目で勝負根性もある。
キズナの子で重賞を勝ちたいね」と目を輝かせる。産駒での重賞挑戦は、今年の
京成杯(
リメンバーメモリー6着)以来2度目。思い入れも強いだけに言葉には力が入る。
父が未経験だった福島での一戦。小回りゆえ適性が問われる舞台でもあるが、「器用な馬だし、何も気にしていない」と泰然自若。デビュー戦2着後の骨折で8カ月半もの休養を余儀なくされたものの、その後連勝し、軌道に乗った。「これまでで一番いい。これからもどんどん良くなって行くと思うし、ここでも結果を出せると思うよ」。タイトルをつかみ、秋の飛躍へとつなげる。
提供:デイリースポーツ