現地時間4日、イギリスの
エプソム競馬場でG1・ダービー(3歳牡牝・芝2410m・16頭立て)が行われた。
道中は8番人気タイの
サーペンタイン(牡3、M.マクナマラ騎手)が後続を引き離しての逃げ。直線で後続各馬も差を詰めにかかるが前の勢いが止まらず、2番手からレースを進めた13番人気
カリファサット(牡3、T.マーカンド騎手)に5.1/2馬身差をつけての逃げ切り勝ちとなった。勝ちタイムは2分34秒43(良)。
カリファサットから1/2馬身差の3着には前走未勝利戦4着、14番人気のア
ウラーンナ
ヴィーアン(牡3、W.ビュイック騎手)が入った。
1番人気
カメコ(牡3、
O.マーフィー騎手)は4着、2番人気
イングリッシュキング(牡3、L.デットーリ騎手)は5着に敗れ、3連単は55977.83倍の大波乱となった。
サーペンタインは
父Galileo、
母Remember When、
その父Danehill Dancer。伯父に欧州G1・6勝馬Dylan Thomasがいる血統。前走は6月27日、アイルランドでの未勝利戦を勝ったばかりだった。通算成績は4戦2勝。
管理するアイルランドのA.オブライエン調教師は、同日行われた
オークス(英G1)をラヴで制したのに続きクラシック連勝。ダービーは通算8勝目で
最多勝利調教師となった。毎年のように有力馬を送り出しているが、2017年の
ウイングスオブ
イーグルス、2019年のアン
ソニーヴァン
ダイクと、近年は伏兵の激走が目立っている。