連日多くの皆さんにお楽しみいただいているホッカイドウ競馬・門別
グランシャリオナイター開催ですが、開幕からここまで進んできた中、特に古馬条件戦において、昨年よりも落ち着いた出走頭数のレースが少し増えているような印象があります(データに裏打ちされた表現でなく、申し訳ありません)。
結論っぽいことを先に書いてしまえば、以前お伝えした通り、今季は開催日数が2日間増えた(2019年度=15開催80日間/本年度=15開催82日間)ことで一日当たりの出走総数が少し減って(分散して)いるだろうことに加え、
地方競馬各場で「1着賞金額のアップ」「2着以下の分配率アップ」が実現されたことなどで、
JRAを含む他場からの「転入馬」や「出戻り馬」が少し減っている面もあるようです。
門別競馬では、2009年度の「本場化&ナイター化」から2018年度までは、重賞でこそ「13頭〜16頭」が出走する番組も組まれましたが、それを除く平場・特別競走では「フルゲート12頭」を基本として編成されてきた経緯がありました。ところが昨シーズンは、開幕直後から出走ラッシュの状況となり、平場レースにも13頭立てや14頭立てが出現。存廃問題に揺れていた2001年シーズンなどは、4月24日のオープニングデー(道営札幌競馬)になんと1日8競走しか組めないなど、非常に深刻だった時代も経験してきただけに、心底「隔世の感」を覚えたものでした。
平場で13頭立て、14頭立てともなってくると、ファンの皆さんにとっては「的中」への難易度が基本的には高まってしまうため、「あまり多頭数レースが増えすぎてもどうかな」といった思いを抱くこともあったりしたわけですが、今シーズンは開幕からここまで、重賞以外で13頭以上の出走頭数で行われたレースは一つもなし。落ち着いた頭数のレースも多く、上位人気馬が実力を発揮しやすい展開になる競走も多めになっているような印象です。
ファンの皆さんにとっては「高配当」も当然、大きな魅力としてある一方で、「的中」の喜びを得ながらレースを満喫したいという皆様も少なくないはず。そうした意味では、今季のホッカイドウ競馬・門別
グランシャリオナイターは、より多くの皆様に幅広く楽しんでいただけるレースが割と多くなっているのでは、と感じているところです。
そして今夜のメイン(最終)11R。
ダノンバラード賞(B3-2〜C1-1組、1800m外回り)も7頭立ての少頭数となりました。今季5戦で3着4回、勝ち切れないながらも上位で安定している
ベストダンスや、兵庫C1級から転入初戦の
ミッキーガーデン(門別コースには
JRA未勝利時に一度、出走経験あり)、
JRA1勝クラスから転入3戦目で門別初勝利を狙う
ダノンパーフェクト、元格上の実力馬
ヤマニンフライハイらが上位の支持を集めそうです。ファンの皆様とすれば、ここも割と高い確率で「的中の喜び」を味わえそうなメンバー構成と言えるでしょう。20時35分のゲートイン、ぜひお楽しみに!
(文:ひだか応援隊)